シタ夫の不倫が終わっても謝罪がない。
謝罪されても気が済まない。
しかし、謝罪しないで再構築はあり得ません。
明らかに不倫は終わったというのに
終わったことを言わないシタ夫。
それどころか
謝罪もしないで
いつも通りの生活を続けるシタ夫に対して
「許す」と
「許さない」の間で
葛藤されていませんか?
今回は
謝罪なしに
なんとなく不倫前の元の生活に戻ろうとしている
シタ夫に
どう対応すべきか?
を解説します。
シタ夫を許せない自分を許す
結論からお話しますと
シタ夫からサレ妻さんに対しての謝罪は
人として絶対必須だと思います。
しかし
「シタ夫が不倫を謝罪したからといって許す必要はサレ妻にはありません」
シタ夫側に許してもらう必要があっても
サレ妻は許す必要はないと思います。
何故なら
謝罪という行為は
謝罪した相手に
「許さなければならない」
という重荷を
背負わせる行為だからです。
シタ夫に謝られたら
今度はサレ妻さんがシタ夫を許してあげなくてはならない
という重荷を背負わされることになります。
ただでさえ
不倫されて傷ついているというのに
さらに不倫したことを許す
という
精神的負担をさらに背負う必要はない!
と思います。
それに
その重荷を
わざわざ背負わなくても再構築は始められます。
シタ夫としては
謝罪した際
「これで俺を許してくれ」
「謝ったんだから許してもらえるはず」
「一回、謝ったらもう不倫のことは蒸し返さないで欲しい」
「謝ったんだから許せよ!」
と、
当然のように思っています。
謝れば許してもらえると期待します。
しかし
上っ面の
謝罪をされたくらいで不倫を許せるサレ妻はいません。
実際に謝罪されても
・全然うれしくないし
・逆に腹が立つ
・気が済まない
とおっしゃるサレ妻さんのほうが
圧倒的に多いです。
(もちろん私もです!)
何故なら
「責められるのが怖いから、とりあえず謝っておこう」
「とりあえず一回、頭下げておけばいいや」
「謝ったという既成事実だけは作っておこう」
という程度の気持ちで
形だけで謝っていると
サレ妻さんは分かっているからです。
サレ妻は
・どれほど傷ついたのか
・今、現在もどれほど辛いのか
を理解した上で謝ってもらいたいんです。
それなのに
サレ妻の苦しみを理解しようとするよりも先に
自分を許して欲しいという願望を叶えてもらおうとして
謝る姿、言葉、態度に腹が立つんです。
サレ妻の苦しみを理解する前に
謝ることで
自分(シタ夫)がサレ妻より先に楽になろうとする
その態度に
納得がいかないのです。
いくら
・謝罪に勇気が必要で
・サレ妻から何を言われるのか怖くて
・自分に余裕がなかったとしても
相手を思いやる気持ちが伴わなければ
謝罪など
意味がありません。
サレ妻さんによっては
これ以上
・裏切られたり
・嘘をつかれたりして
・傷つくのが怖くて
謝罪を受け入れられない心境
であることもあります。
ですので
謝罪されても許せなかった場合
ご自身を責める必要はありません。
まだ自分は
謝罪を受け入れられない心境なんだなと
シタ夫を許せない自分を許すことをお勧めします!
謝るのは許しを強要すること、
許そうとすればするほど
許せなくなります。
ですので
許せない自分を責めるのではなく
先ずは
シタ夫を許せないご自身を許してあげてください。
本気の謝罪
では、納得のいく謝罪ってどんなものでしょうか?
本気の謝罪とは
・妻の苦しみに寄り添って行動できているか?
・妻が不安になるような行動を取っていないか?
といった
妻を思いやる
・言葉
・行動
を
サレ妻さんから信用を得るまで続ける事
が
「本気の謝罪」だと思います。
サレ妻さんが
一回謝られただけで
その謝罪を心からのものだと
信頼して許すことは無理です。
何故なら
シタ夫は
サレ妻さんからの信頼を完全に失っているからです。
シタ夫にしてみれば
不倫が終わったということは
・今は悪いことしてない
・不倫は過去のこと
・いつまでも過去のことについて責めないで欲しい
・もう忘れろよ
という心境だと思います。
過去を都合よく忘れて
前向きなことを言って
未来を見るほうが楽だからです。
過去の不倫を責められたくないから
なるべく早く
一発で形勢を逆転しようとしてるんです。
しかし
誠実性の高い人とは
やり始めたことを継続できる人です。
信頼できる
・言葉と
・行動が
伴い継続することで
シタ夫自身も
謝罪を口にしやすくなります。
妻に誠実に接しているうちに
罪悪感が小さくなっていき
「こんな自分でも妻を少しは笑顔にすることができるようになった」と
自分に自信を持てるようになると
ぽろっと
「本気の謝罪」
をすることがあります。
再構築のステップを一段上がるというわけです。
ですので
前述のように
許さなくても再構築を始めることはできます。
今は信用できない
今は許すことはできない
でもこの先ずっと許さないということではありません。
いつか
シタ夫の本気の謝罪を受け入れられると
楽観的に構えてみてください。
謝罪なしには許すことはないと伝える
とはいえ
なんとなく不倫する以前のような生活に
戻ろうとしているシタ夫を放置する必要はありません。
謝罪がなければ
・生活を共にすることはできない
・信用できない
・許すこともできない
とはっきり口で伝えた方がいいです。
加害者は
自分が責められるのを怖がってばかりで
被害者が謝って欲しいと思っていることに
なかなか気が付かないのです。
その時に
・上記のような本気の謝罪ができる人物なのか
・「ごめん、ごめん、もうしないって~」
みたいな口先だけの軽薄な謝罪しかできない人物なのか
・「俺が食わしてやってるんだから不倫ぐらいいいだろうが」
といったような全く反省しない人物なのか
判別できると思います。
赤字の人物だった場合は
人間性を疑うレベルです。
こういう夫と一緒にいることが
サレ妻さんの人生にとって
良いことなのかどうか
真剣に
考えなくてはなりません。
いずれにしても
謝らないということは自分のことしか考えていないということです。
・人を傷つけておいて
・楽に元の生活に戻って
・なんとも思わないなら
また不倫を繰り返します。
ですので
謝罪は必須なのです。
本当の謝罪
実際
本気の謝罪を受けて
夫婦関係再構築に向かうご夫婦もいらっしゃいますが
一方で
なかなか
・許せない
・信用できない
というサレ妻さんもいらっしゃいます。
この場合は
一般的な日常生活についてはそこそこ信用して
女性関係については
信用せず
不倫については
許せない
という態度でいいと思います。
シタ夫の全てを
・信用しない
・許さない
のではなく
女性関係や不倫を
許さなければいいんです。
そうすることで
サレ妻さんの気持ちも少しずつではありますが
楽になってきます。
シタ夫の全てに
嫌いだという気持ちをもってしまうと
サレ妻さんが
意識しすぎて疲れてしまいます。
シタ夫が
サレ妻さんの誕生日プレゼントを買ってきたことについてまで
「裏に何かあるのでは?」と
疑ってしまうサレ妻さんもいました。
確かに
疑ってしまう気持ちも分かります。
不倫という悪いことをしたから
良いことをして埋め合わせするのは
謝罪ではありません。
シタ夫のただの自己満足です。
「こんな良いことしたんだから許されるに違いない」
と、自分を安心させたいだけです。
悪いことをしてしまったら
「もう二度と
同じ悪いことをしないと誓い
生涯その誓いを守り抜くこと」
それが
本当の謝罪なのではないでしょうか。
まとめ
シタ夫の謝罪
・シタ夫からの謝罪を受けても許せない時は、まずシタ夫を許せない自分を許す
・本気の謝罪とは、妻を思いやる言葉と行動が伴っており
妻の信用を取り戻すまで継続した上に成り立つ
・不倫したことに対する謝罪は必須
・良いことをしても悪いことをした埋め合わせにはならない
なんとなく元の生活に戻ってもサレ妻さんの不満が残ってしまいます
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